店舗改装工事の内容とは？店舗改装を担当する内装工の求人情報も解説

1-1. クロス張り替え

店舗の雰囲気を一気に変えるために欠かせないのが、クロスの張り替え工事です。クロスとは、壁や天井に使用されている壁紙のことで、選ぶクロスのデザインによって、店舗の印象が変わります。また、消臭機能や、抗菌機能などの機能性を兼ね備えたクロスも人気を集めています。店舗の業務形態に合わせて、もっとも適切なクロスを提案することが大切です。

1-2. 塗装

クロスを張るだけでなく、塗装によって壁や天井を仕上げるケースもあります。内装塗装に比較的多く使用されているのは、EP塗料とAEP塗料です。AEP塗料は、ツヤのないマットな雰囲気に仕上がる上に、取り扱いしやすいため、比較的よく使用されています。そのほかにも、昔ながらのあたたかさが印象的な漆喰や、黒板のように使用できる黒板塗料などを活用することもあります。

1-3. 床の仕上げ

店舗改装工事では、さまざまな床材の中から店舗の雰囲気にぴったりと合うものを選んで貼り付けていきます。
汚れや水に強いクッションフロア、ビニル素材でありながら石や木の模様を表現したPタイル、ナチュラルな雰囲気が魅力の無垢フローリングなどがあります。

1-4. 建具の設置

建具工事とは、ドアや窓などを取り付ける作業のことを指します。扉を変えて雰囲気を変えたり、窓の位置を変えて採光を改善したりという目的で行われる作業です。また、遮音性を高めたい店舗の場合には、防音建具を使用する場合もあります。

1-5. 電気工事

店舗空間をおしゃれに演出するためには、照明も欠かすことができません。また、業種によっては、コンセントを増やしたい、位置を変更したいという要望も多くあります。デザインと利便性の両方を改善するために、欠かすことができない工事となっています。リラックス空間やムーディーな空間を演出する場合にはオレンジ色の電球、作業を行うスペースの場合には青白い電球など、店舗の使い方に合わせて照明をチョイスするのがポイントです。

1-6.給排水設備・ガス

給排水設備を整える工事では、トイレを取り付けたり、洗面所の位置を移動したりなど、給排水に関わる全般の工事が行われます。また、場合によっては、配管の追加などの工事も必要になるでしょう。さらに、飲食店やカフェなどの店舗改装では、ガス周りの設備設置も行われます。また、床暖房を取り入れたり、給湯器を設置したりという工事にも対応が必要です。

2-1. 内装工には種類がある

上記では、店舗改装工事の内容について一通りご紹介しましたが、もちろん全ての作業を1人の職人が行うわけではありません。それぞれの工程ごとに、専門の職人が作業を担当することで、店舗改装が仕上がっていきます。たとえば、床仕上げ・天井仕上げ・ボード張り・クロス張り・塗装仕上げ・左官工事・銅製下地組立、木製建具工事、家具工事の仕事に分けられます。

2-2. 内装工の魅力とは？

内装工の仕事の一番の魅力は、未経験からでも、働きながら資格をとったり技術を身につけたりできるという点です。もちろん、専門学校や職業訓練学校で学び、資格をとってから仕事を始める人もいますが、性別・年齢・経験を問わず誰にでも間口が開かれています。

また、内装工の仕事は、専門的な技術職であるため、経験を積むことで将来的に独立も可能です。年齢に縛られることなく、自分が希望する限り仕事を続けられるでしょう。

2-3. 内装工に向いている人は？

内装工は、手を使った細かい作業が多いため、手先が器用な人や、集中力がある人に向いています。一方で、飽き性で大雑把な人には向いていません。また、内装工は店舗改装などのデザインやインテリアに関わる仕事が多くあります。そのため、インテリアやおしゃれな空間づくりに興味がある人は、自分のセンスを生かしながら仕事ができるでしょう。

内装工は、外での力仕事は少ないものの、基本的には体力勝負の仕事です。重いタイルを運んだり、同じ姿勢で作業を長時間続けたりすることも少なくありません。体を動かす仕事がしたいという方や、体力が取り柄という人にぴったりです。